ハリセンボンの口内を掃除するニセアカホシカクレエビ

海の中にはクリーニングステーションと呼ばれるスポットがあって、いろいろな魚が体を掃除してもらうためにやってきます。人間の世界では掃除といえば道具や薬品をつかって行いますが、海の中では他の生きものがやってくれます。

気持ちよさそうに口をプカ〜と開けて「おねがいしましまーす」とでも言ってるかのよう。一見、食べられてしまいそうですが口の中を掃除してもらっている間は、口を閉じることはなく、いつでもエビが外に出れるように安心な環境をつくっているように思えます。生きもの同士のこんな関わり合いに出会えるのはなんともうれしいものです。

ちなみに、自分も口を近づけてみました。ヒゲ周りはチクチクとやってくれましたが口の中までは入ってきてはくれませんでした。君は海の生きものじゃないからダメ〜っていわれた感じで、少々寂しさを感じてしまいました。笑 

ハリセンボンの後に他の魚もやってきたので、次回はその写真を紹介したいと思います。

関連記事

  1. ミゾヤギにひそむガラスハゼ

    Whip coral goby hidden in Junceel…

  2. 雪の奥岳を歩く鹿

  3. コイソカニムシ

    【屋久島図鑑】No.22名前の通り海の近くで見られます。見た目はサ…

  4. 美声の主、コマドリ☆

    はじめまして。福留千穂です。このたび、yakushima …

  5. ホシガタハラボソコマユバチ

    【屋久島図鑑】No.10大きさ1.5㎝弱、潰れた金平糖のような、…

  6. ヒレグロコショウダイ 幼魚 屋久島

    ヒレグロコショウダイ

    幼魚  体長約2cm2020年6月23日一湊にて撮影…

  7. ヤクシマザル 屋久島 頬袋 Macaca fuscata yakui

    頬袋に木の実を

    子猿が続々と生まれて森が陽気になってきている。猿も人も、赤ちゃんは…

  8. ハナミノカサゴ

PAGE TOP