奇跡のような日常

みんなから2ヶ月ほど遅れてのはじめてとなる投稿です。

朝の静けさに包まれた川を歩く

5月でも標高1000mの森を流れる水は脳天まで痺れさせるほど冷たい

しかし刺すような痛みを超えていくと、感覚は徐々に薄れその水の冷たさに馴染んでいく。

鏡のように穏やかな水面

一歩前に足を出すたびに波紋となってどこまでも広がっていく。

しばらくそんな幻想的な空気に包まれながら歩いていると2頭の鹿が水を飲みに川へとやってきた。

おそらく僕の存在には気がついていない。

波紋が立たないように一歩 そしてまた一歩

ゆっくり ゆっくりと近づいてゆく

凛 と張り詰めた空気

高鳴る鼓動を鎮めようと深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出しながらそこを流れている氣に自分の呼吸を同調させていく。

カメラを構え丁寧にシャッターを切っていった。

シャッターが下りる音でさえ不自然で邪魔に感じてしまう。

それは自然が見せてくれた奇跡のような日常

里で生活していてこういった空気感を感じることはまずないだろう。

人の匂いが一切ない完全なる野生だけの気配

屋久島の森を歩いていると極稀に時が止まりどこか違う次元に迷い込んでしまったかのような場面に出くわすことがある。

その瞬間自分の奥底で眠っていた“何か”が目覚めて動き出していく。

そんなまだ見ぬ自分を知りたくて僕はまたこの森へと還ってくる。

関連記事

  1. 荒ぶる新緑

    荒ぶる新緑

    荒ぶる新緑最近、オンラインとオフラインを行き来している、ささっちょ…

  2. 小雨ふる照葉の森で

    何年か前に雨の時に撮った写真です今日の屋久島は久しぶりにま…

  3. オオヒシクイ

    オオヒシクイは国の天然記念物に指定され亜寒帯の針葉樹林(タイガ)で…

  4. ヤクザルの赤ちゃん

    毎年、春になるとヤクザルの母たちは子を産みはじめます。ミーミーと可…

  5. トンゴの滝 屋久島

    トンゴの滝

    昨日6月28日は山間部で24時間の雨量が300mmを超えるほどの雨…

  6. オラウータンクラブ

    ナガレハナサンゴを棲み家にするオラウータンクラブ。赤茶の毛をはやし…

  7. モンスズメダイ幼魚 屋久島

    モンスズメダイ

    ●幼魚ステージハナゴイの幼魚の群れの中に混じって泳いでいた…

  8. ヒレンジャク

    ヒレンジャク来ました!!宮之浦メインストリートの電線に7〜…

PAGE TOP