川の中でヤクシマエゾゼミを発見

淀川登山口から歩き出して50分程度すると淀川小屋にたどり着く。
屋久島では登山愛好家がこの登山口を利用して、山岳地帯を縦走する際に利用する途中にある小屋でもあります。
そんな小屋の隣に流れる淀川というとても綺麗な川でゆっくり休憩をとっていると、、、!
何やら川の中を動く生き物を発見しました。

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セミが川の中をゆっくり動いているじゃないですか??
しかも、屋久島の固有種でヤクシマエゾゼミを発見!!
ヤクシマエゾゼミですが、標高800m〜1,800m付近と標高の高いところに生育している5cmぐらいのセミで、スギなどの針葉樹の枝先などにとまっていることが多いみたいです。
「ギーーーギーーー」と低い声で鳴き声は聞いたことはあっても、姿をしっかりと見たことがなかったので、こんな形で会うとは全く予想してなかったです。

これを見ると川の中にいることがわかると思いますが、僕らは30分程度はこのセミを観察していたのですが、不思議なことにずっと川の中を動いてました。
この種の生態はまだしっかりとわかってないのですが、すでに飛べなくなってしまい、川に落ちたところを偶然発見してしまったんじゃないかと思ってます。

【名】ヤクシマエゾゼミ
【分類】カメムシ目セミ科クマゼミ族エゾゼミ属
【形態】屋久島固有で、標高800mから1,800m付近に生息しているセミで、背中に鮮やかなオレンジ色の模様があるのが特徴です

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