森を背負うカニ

体中に数種類の海藻を身にまとい、海を闊歩するカニに遭遇しました。海藻に注目すると空気の泡が。僕は有毒な排気ガスをまき散らしながらバイクを乗り回していますが、このカニは動物たちにとって大切な酸素を生みだす植物を背負いながら自らの足で歩いている。人間とはだいぶライフスタイルが違いますね。笑

なぜ海藻を?

なんのために?

海では陸の常識では納得できないことが多々あります。地球にいながらして宇宙人と遭遇した気分になれるのが海。そこから楽しげに生きるヒントを得ることができるのが、海の大きな魅力で心の支えになっています。

カメラのファインダーを覗いて地球の感動劇を探していると、実物の大きさは大した問題じゃなくなってしまいます。四角の平面世界にどう被写体が配置されると僕の心がワクワクするのか。それだけを考えながら自然界を切り撮っていると、このカニの体で展開される小さな生態系と、1mmほどの海藻の一つ一つが、人工的なデッキや網に囲まれた縄文杉よりはるかに大きな存在となって、僕の眼球に飛び込んできます。

海をカメラに持ち込むという行為は、なんてファンタスティックな宇宙旅行なんでしょう。

地球は誠にオモシロイ。

  

追伸、そうそう、海に入らない方はこれ本当カニ?って思うかもしれないですが、目を探してみてください。そうすると、わかってもらえると思います。下の画像の矢印が目です。白い水玉の目がなんとも摩訶不思議!

  

  

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