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ヤクシマガケジグモ

【屋久島図鑑】No.25
屋久島で発見され、2010年に新種となったクモです。
屋久島固有種と思われて来ましたが、種子島にもいるようです。
それでも分布が限られる非常に希少なクモには違いありません。

今回は地面の石の下から見つかりましたが、
どのような生態なのか、どんな餌を食べているかは全く分かりません。
生きている写真もたぶんこれが唯一かと思います。

体は5㎜ほど、脚を伸ばしても1円玉に収まる程度です。
たぶん、気が付く人も、興味を持つ人もほとんどいないであろうからココで紹介しようと思います。

屋久島は巨大なスギばかり注目されがちですが、巨大なスギを育むに至った特異な環境は他では見られない生命も育みました。
一見して分かる巨大な魅力の足元には、這いつくばってやっと見つけることができる魅力があります。
まぁ、これが魅力的に感じるようになると屋久島中毒もいよいよ最終段階かも知れませんが。

私は見つけるのに9年かかりました。

瞬間、瞳孔がやや散大したように感じた。
まだ見ぬ屋久島の魅力はまだまだある。

和名:ヤクシマガケジグモ♀
学名:Callobius yakushimensis
分類:クモ目 ガケジグモ科 エゾガケジグモ属
撮影日:2022年8月30‎日
発見場所:鹿児島県屋久島町麦生

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