久しぶりの投稿。古賀です。
写真家グループ「yakushima film」の目的の一つは屋久島に生きる植物、生き物を記録するということです。これからこの目的に取り組もうと思っています。
普通に庭にある植物から絶滅危惧種まで、屋久島に生きる植物を記録そして見守って行きたいと個人的にも常々思っております。
ナショナルジオグラフィックのカメラマン、ジョエル サートレイも言っています。絶滅危惧種の動物を撮り写真を見てもらうことで、動物への尊敬、保護の気持ちが人々の心に芽生えたらと。
今日の一枚は「ウスキムヨウラン Lecanorchis kiusiana Tuyama 」、ムヨウランとは植物であるが葉緑素を持たない菌従属栄養植物という植物です。キノコやカビの菌糸を根に取り込み、それを消化して生きています。
菌従属栄養植物が生きているということは、目には見えない菌糸のネットーワークがある豊かな地下の生態系が残されている証明になります。
屋久島では屋久杉が育つ標高の高い森が注目されていますが、標高の低いエリアの照葉樹林にも豊かな生態系が残されています。
何より照葉樹林の木漏れ日に咲くムヨウランは綺麗です。