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アカウミガメの産卵はじまる

屋久島が日本で初めて世界自然遺産に登録された1993年以来、これほど静かで穏やかなゴールデンウィークはなかったのではないでしょうか。

人間の活動は大幅に変化を強いられていますが、海の営みは相も変わらず悠久の流れをサーフィンしながら、心地いいリズムを刻んでくれています。

海の中は産卵をひかえたアカウミガメが集まりはじめ、ブリやカンパチ、イソマグロの群れが気持ちよさそうに泳いでいます。海中に映り込む(動画で参照を)無数の白い塵(ちり)は小さな甲殻類で、これから多くの魚に捕食されていきます。海の生態系の基盤のような存在です。春になるとどこからともなくわきはじめ、潜人の視界を悪くさせますが、海の生きものにとったらうれしいご馳走の大放出でお祭り騒ぎなのかもしれません。

これからぐんぐん豊かになっていく屋久島の5月の海の雰囲気を少しでも味っていただけたらと思い、ショートムービーつくりました。

  

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