culture people plant

新緑の香りと一番茶摘み

こんにちわ、杉下真絹子(すぎしたまきこ)です!
日本でも一番早く始まるとも言われている屋久島の一番茶摘みが始まりました。

「木の芽流し」という新芽を呼び覚ます春の長雨が終わるのを待ち、
ようやく晴れ間が見えたその日が茶摘みの日となりました。

今回、90代半ばにさしかかる老夫婦の瀬川さんちの茶園のお手伝いです。
現在おじいちゃん94歳、おばあちゃん90歳ですが、おふたりともまだお達者でびっくりです。何と言っても二人のツーショットがかわいい。


基本自家用で作っているので、お茶摘みは一番茶のみ。 これまで伝統的な方法でお茶を作ってきたそうです。
余った分はご近所さんや親類におすそ分けして頂くとのことです。

ちなみに、ここの茶園から愛子岳も眺めることができるのです、ステキですね。

今回のお茶摘みですが、旬の一番茶として、上の黄緑色の柔らかい新芽だけを摘んでいきます。

摘みながら柔らかいお茶葉を口に入れて噛んでみると、ほろ苦い味が口いっぱいに広がり、じわじわとお茶の味が喉の奥からやってきます。

まず、茶摘みの前にするのが中に隠れている雑草やツルなどを取り除いていく作業です。

それが終わると、機械で茶摘み開始。
94歳のおじいちゃんはテキパキと機械の使い方を私たちに指導してくれます。
おじいちゃんの年季の入った手もなんだかステキに見えますね❤

機械だけでなく、おばあちゃんは手でも上手に摘んでいきます。
さすが、ベテランの手さばき。

ちなみに、おばあちゃんは種子島出身で働き者。
合間をみては、らっきょう畑に入って 「このらっきょうはおいしいよ~」
と言いながら雑草取りをしているではないですか!
確かに、美味しそうならっきょう漬けができそう。

そうそう、茶園内にはみかんの花も咲いていてほのかな香りが漂ってきたり、タンカンの葉も匂ってみると柑橘類の爽やかさが広がって癒やされます~。

摘んだ葉はお茶製造所に持っていき、乾燥させて翌日にはお茶葉になるのです。

屋久島の水、太陽、土などの恵みでできた「屋久島茶」。
いただくのが今から楽しみでなりません。

2021年4月14日撮影

-culture, people, plant