梅雨入りした屋久島の上空はきっと今、冷たい空気と暖かい空気の塊がぶつかり合って、とてつもないエネルギーが発生していることだろう。妻をメーベに乗せてその境界で繰り広げられる絶景をひと目見にいきたい! まあ、断られちゃうか。。。
ドンドコ ドンドコ
ザーザー ザーザー
そのエネルギーは、雨さんと雷さまというカミサマの姿となって、島をにぎやかにしてくれている。
カミサマは、人間の毛細血管のようにはりめぐらされた山水に移り住んで、里まで踊りながらやってくる。
「ぃやほ〜〜〜いっ!」
カミサマたち、そんなはしゃぎ声だしてそう。笑
その水たちは屋久島の血液のようなもの。つられて僕の血が騒ぎだす。まわりの森を見渡すと屋久島はすでに絶頂に達する勢いで騒ぎまくってる。
まるで屋久島が歓喜の舞を踊ってるかのようだ
上空から壮大な物語をつむいで里までやってきたカミサマたちは、僕ら人間のみならず多くの動植物の内なるエネルギーへと転換されていく。そして、生きものたちを否応なく踊らせる。踊れないのは湿った布団のことばかり気になっちゃう人だけ。心を家の外に向ければ、梅雨の屋久島はパラダイス。
水がおどり ゴーヤのツルがニョキニョキ
屋久島がおどり 僕の心はワクワク
島の命たちがあちこちで踊って
屋久島はお祭り騒ぎ
喜びに満ちたカミサマの乗り物である水たちの踊りを撮るのはなんて楽しいんだろう